そもそも食べ合わせとは？

食べ合わせは「合食禁」とも呼ばれる、食に関する言い伝えです。食べ合わせには古い迷信だけではなく、東洋医学の「陽性食品」と「陰性食品」、アダムスキー式腸活法の「ファスト食材」と「スロー食材」など、根拠がある場合もあります。
食べ合わせには体に負担のかかる食べ合わせ以外にも、サンマの「ジメチルアミン」×漬物の「亜硫酸塩」などの発がん性物質を合成する食べ合わせや、アルコール×銀杏の鎮静作用など中毒性のある食べ合わせの他、お茶の「タンニン」×プルーンの「鉄分」などの栄養が摂取しにくくなる食べ合わせがあります。

そばの避けた方がよい食べ合わせとは？

食物繊維が豊富なそばはゆっくりと消化管を通過するため、同じくゆっくりと通過する野菜や動物性タンパク質との相性が抜群です。反対に、速く消化管を通過する果物や一部の野菜などとは相性があまりよくないため、避けることをおすすめします。

・そば×カレー
暑い夏こそ食べたくなるのが、スパイスの効いたカレーとそばを合わせた「カレー南蛮」です。しかし、食物繊維が豊富なそばとスパイスに含まれるトウガラシは、消化管を通過するスピードが異なるため、この食べ合わせは避けたほうが無難です。

・そば×梅干し
そばをさっぱりと食べたいときに真っ先に思い付く食材といえば、やはり梅干しではないでしょうか？強い酸味と旨味で食欲を掻き立てる梅干しは、夏には欠かせない人気の定番食材です。しかし、梅の実で作った梅干しはフルーツで、消化管を通過するスピードが速く、ゆっくりと消化管を通過するそばとはスピードが異なるためできれば避けましょう。

・そば×天ぷら
ガッツリと食べたいときのそばのお供として人気が高いのが、サクサクの食感が美味しい天ぷらです。旬の野菜や魚の天ぷらは、さっぱりとしたそばとの相性も抜群です。ただし、天ぷらの種類によってそばとの相性が悪くなるため注意しましょう。そばは、海老や穴子などの魚介類や鶏肉、きのこ類との相性はよいですが、かぼちゃやししとうは消化管の通過が速いため避けることをおすすめします。

・そば×夏野菜
「そばを食べると体が冷える」という言葉を聞いたことがありませんか？そばに豊富に含まれるルチンには利尿作用があり、体温を下げるように働きかけます。そのため、そばと同じく体を冷やす食材と一緒に食べることはできるだけ避けましょう。体を冷やす食材には、利尿作用のあるカリウムを豊富に含むナスなどの夏野菜やバナナ、馬肉や豆腐、水分を豊富に含むタコなどがあります。