【世界のそば事情】

日本の伝統的な食べ物であるそばが、世界中で親しまれているのはご存知でしょうか。日本食として食べられているのはもちろんですが、実は、もっと古くから世界各国の郷土料理としてそばの実や粉を使用しています。

日本では主に麺＝そばとして食していますが、世界のそば料理は意外と種類が多く、呼び名も食べ方も様々です。

まず、フランスではクレープ状のガレットで、目玉焼きやチーズを四角く包んで朝食に食べます。日本と同じように麺にしているのはイタリアのピッツオッケリ、チーズ入りで冬のキャベツやジャガイモを具にするロンバルディア州の名物です。

ネパールではお好み焼きのようなロティや、そばの葉もサラダに使います。さらに、世界一のそば生産国ロシアの食べ方は、引き割にした実をミルク味のお粥にするカーシャ、パンケーキタイプのブリヌイが代表的です。