蕎麦の歴史
「蕎麦」は日本人にとってとても馴染み深い食べ物で、なかでも「手打ち蕎麦」は、日本を代表する伝統的な食文化です。近年は、アクのない洗練された風味の蕎麦から、エグミが強く色黒な田舎風蕎麦など、様々な蕎麦が開発されており、日本人のこだわりを象徴する食べ物だと言えましょう。
日本各地に特徴のある美味しい名産の蕎麦があり、行った先々で美味しいご当地蕎麦を楽しむことができます。日本人のソウルフードの一つと言ってもいい蕎麦は、いつから日本で食べられているのでしょうか。
【ソバ栽培の始まり】
日本でのソバの栽培は、約9300年前の縄文時代と言われています。それは高知県佐川町の遺跡の地層から見つかった花粉の様子から推測されたものです。また、さいたま市岩槻区でも約3000年前の遺跡からソバの種子が見つかっています。このようにかなり古くからソバの栽培はされていたと考えられています。
【文献の中のソバ】
ソバが初めて歴史的な文献に登場するのは、797年に完成した史書「続日本紀」の中です。奈良時代前期の女帝元正天皇が出した詔(天皇の命令を書き記した文書)の中に、ソバの記述があります。それは「今年の夏は雨が少なく田んぼの作物が育たないので小麦やソバを栽培し蓄えよ」というものでした。
【昔は麺ではなかった蕎麦】
昔、ソバの実は、茹でたり粥にして食べたりしていました。そして鎌倉時代以降、そば粉を使った料理の種類は増え、そば粉を水で練った「蕎麦がき」やそば粉を水で溶き焼いた「おやき」や「せんべい」、鍋の具材として「つみれ」や「すいとん」、中に餡を入れた「蕎麦饅頭」や「蕎麦団子」などが食べられるようになりました。
【麺になったのは江戸時代】
今のように細長い麺状になったのは、江戸時代のことです。朝鮮から来た僧侶によって蕎麦のつなぎに小麦粉が使われることが伝授され、今のような麺状のものを作ることができるようになりました。すぐに食べることができ、美味しい蕎麦は、地方から江戸に来ている労働者たちにとても人気があったようです。
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