植物としての「ソバ」
そばはタデ科ソバ属に分類される植物で、4月に種を蒔いて7月に収穫する夏そばと8月頃に種を蒔いて10月頃に栽培する秋そばがあります。
そばの品種は、ルチンが多く苦いのが特徴の「ダッタン種」、葉の部分を漢方薬として利用する「宿根種」、普段私たちが食している「普通種」の3つあります。
【ソバの産地】
1990年に中国・雲南省でそばの野生祖先種が発見され、その後も四川省やチベット自治区の境界地域や東チベットの地域などでも発見されたことにより、中国の西南部の比較的狭い地域が原産地だとされています。また、日本では縄文時代に中国から朝鮮半島を経て、日本に渡来したとされています。
そばは涼しい気候を好みますが霜に弱く、水はけと日当たりが良い土地と、昼夜の温度差の大きい気候に向いているため、そばの名産地は高原や盆地が多いのが特徴です。
【ソバの花の特徴】
ソバの花の大きさは直径約5mmから6mmで、白く可憐な花です。1つの花の中におしべとめしべがあり、このような花は植物学上で雌雄同花植物と言われています。
そんな花にはめしべが長くおしべが短い「長柱花」、めしべが短くおしべが長い「短柱花」があり、長柱花同士や短柱花同士では受粉ができないのが特徴です。なぜなら、この2つの花形のおしべとめしべは離れているため、受粉がしにくいのです。
たとえ受粉したとしても、花粉からのびる管がめしべの胚乳まで届かないため、受精することができません。そのため、受粉をするには虫や風の力を借りる必要があるのですが、受粉の時期に天候が悪いと虫や風による受粉も難しくなるため、収量にも影響が出てきます。
【ソバの実の特徴】
種蒔きからおよそ19日で花芽が出て、75日程で結実します。同じ穀物である米や麦が結実するのに種蒔きから180日程ということを考えると、とても生育が早い作物だというのが分かります。しかし、収穫高は米や麦に比べて低くなっています。なぜなら、花は咲いても受精した時の温度やめしべの健全度などの条件によって、実にならないこともあるためです。
また、収穫時に熟しすぎた実が落ちてしまうという理由もあります。そういったことを知ると、普段私たちが食べているそばは、とても貴重なものに思えてきませんか。実際に、日本で消費されているそば粉のほとんどが、輸入に依存しているという現状があります。そういった意味でも、信州や北海道、茨城、福井産などの玄ソバを使った国内産そば粉は、とても貴重だということがいえます。
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