そば粉販売店が解説！「かけそば」はどうやって生まれた？

そばは江戸庶民の間でも愛されていたほど、日本で昔から食べられている人気かつ有名な食べ物です。

そばといえば、「もりそば」や「かけそば」といったものが定番です。そばは、昔は別の器に入れたつゆに少しずつつけて食べるスタイルが一般的でした。もりそばと同じような食べ方といえます。では、かけそばはどのようにして誕生したのでしょうか。

かけそばは、従来の食べ方を面倒に思った江戸っ子の間で生まれたといわれています。少しづつつゆにつけて食べるのが面倒で、つゆを全てかける食べ方ができたことが、かけそばのはじまりなのです。

最初は冷たいそばに冷たいつゆをかけていましたが、やがて冬場にはつゆを温めてかけるようになり、広く江戸庶民の間で広がっていきました。そうやってかけそばが広まったことで、従来のそばは区別して「もりそば」と呼ばれるようになったのです。

そば粉販売店が解説！そば切れの原因と解決策

そば粉はネットなどでも簡単に購入できるため、自宅でそば打ちを行うこともできます。しかし、自分でそば粉を購入してそば打ちを行う場合、「そば切れ」に悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。そば切れとは、茹でたそばが途中で切れてしまい、短い状態になることを指します。茹でる前までは長い状態でも、茹でることで短く切れてしまうのです。そば切れの原因は、主にそば粉と水を混ぜる作業を行う水回しの工程にあります。

水回しの際、

という場合は、そば切れにつながる可能性があるのです。

水回しでは、そば粉の芯までまんべんなく水を行き渡らせるために、水を少しづつ加えながら丁寧に混ぜていきます。しかし、一度に多く水を入れて、短時間で生地をまとめてしまうと、水が十分行き渡らないままになってしまいます。

また、そば粉に強い力を加えると、そば粉同士がくっついてしまい、十分に水が浸透しなくなります。そのため、そば切れを防ぐためには、数回にわけて加水し、まんべんなく水が行き渡るようにする、力を入れ過ぎないようにするということを意識しましょう。

また、水回し以外でもそば切れが起こる原因として、乾燥も考えられます。そば打ちに時間がかかってしまった、そもそも部屋が乾燥していたといった理由で、生地が乾燥してしまうことがあります。乾燥したまま茹でるとそば切れにつながるので、加水量を調整するなどして乾燥を防ぎましょう。

そして、茹で方に原因がある場合もあります。小さな鍋で数人前同時に茹でたり、常にかき混ぜ続けたりすることも、そば切れにつながる原因です。できるだけ大きな鍋で一人分ずつ茹で、常にかき混ぜずほぐす程度を意識しましょう。そのほか、生地を切る際に折りたたんだところから切れてしまうということもあります。折りたたんだ部分に多めに打ち粉を盛ってクッションにするなど、工夫してみることがおすすめです。

そば粉販売店が解説！電子レンジを使ったそばがきの作り方

そば粉を使った料理には様々な種類がありますが、簡単に作れる料理に「そばがき」があります。そばがきは少ないそば粉で作ることができるので、そば打ちで余ったそば粉を使いたいという場合にもおすすめです。一般的にはお鍋で火にかけながら作ることが多いのですが、電子レンジを活用してより手軽に作ることも可能です。ここでは、電子レンジを使ったそばがきの作り方をご紹介します。

材料

作り方

お好みでそばつゆと薬味をつけると、美味しく食べることができます。

そば粉販売店が解説！そばがきのアレンジレシピ

そばがきはそばつゆにつけて食べるだけでなく、様々なアレンジも可能です。ここでは、そばがきのアレンジをいくつかご紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。

そばがき鍋

そばがきを、鍋の具材として加えるだけの簡単アレンジです。つみれのように一口大にしたそばがきを鍋に加えて、煮込むだけで完成です。簡単に作れるだけでなく、お肉や野菜など様々な食材と一緒に食べるため食べ応えもあるレシピです。

そばがき汁

スープ・汁物の具材として、そばがきを入れることもおすすめです。そばがきはきのこ・野菜など、様々な具材と相性がいいという特徴があります。ぜひ、お好みの具材と味付けでお楽しみください。

揚げそばがき

通常の手順でそばがきを作り、すぐに一口大にまとめて揚げるだけで完成です。手早く揚げることで、柔らかい食感を楽しむことができます。つゆにつけて食べるほか、塩を軽く振ってそばの風味を楽しみながら食べるのもおすすめです。

豆腐そばがき

そばがきを作る際に、一緒に豆腐を混ぜて作る方法もあります。豆腐を入れることで、冷めても柔らかい食感を楽しむことができます。そばつゆはもちろん、薬味とポン酢をかけて食べるのもおすすめです。

そばがきの黒蜜がけ

通常の手順で作ったそばがきに、きな粉と黒蜜をかけて完成です。もちもちした食感のそばがきはデザートとしても楽しめるため、ぜひお試しください。また、普通のそばがきだけでなく、揚げそばがきに黒蜜をかけて食べるのもおすすめです。

そばがきぜんざい

そばがきは甘い味付けも合うため、ぜんざいに入れても美味しく食べることができます。お餅とはまた違った風味・食感のぜんざいを楽しめます。そばがきはシンプルにそばつゆで食べるだけでなく、様々なアレンジが可能です。ぜひ、お好みのアレンジを見つけてみてください。

そばがきを作ってみたいという場合は、ぜひ高山製粉で販売するそば粉をご利用ください。長野で人気・有名な信州そば粉を通販でご用意しているため、どなたでもお気軽にご購入いただけます。